霧がこんなに 深いのに  あなたの来るのが わかるのよ  男ごころに 泣かされながら  やっと見つけた 恋だから  徳山は 徳山は 愛する人のいる街よ  夢じゃないかと 目を閉じて  あなたをも一度 見たわたし  けむる小雨の 回天基地に  炎える女の しあわせよ  徳山は 徳山は 愛する人のいる街よ  コンビナートの 火のように  あなたは私を 燃やしたの  みゆき通りも 港の夜も  忘れられない 思い出ね  徳山は 徳山は 愛する人のいる街よ